岩手県 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館

岩手県にある花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館は、
鉛温泉で唯一の温泉旅館であり、湯治部(滞在型の宿所)もあります。
創業は天保12年(1841年)ですので、なんと江戸時代から
というわけで、老舗温泉旅館の名前の通りです。
源泉を5つ所有しており、館内全4浴場が、
源泉100%かけ流しとなっていて、「新日本百名湯」に選ばれています。
木造3階建て、総けやきづくりの本館は
「日本温泉遺産」にも選ばれ、歴史の重みを実感します
「千と千尋の神隠し」に出てきた湯屋にも似ていますね

(写真は藤三旅館ホームページより引用)
私が訪れたのは12月末のこと
雪深い中をバスに揺られて、年越し湯治に赴きました。
丁度、息子に軽いアトピーが出ていたのですが、
温泉に入ることで、症状が日に日に改善していったことを
鮮明に記憶しています。
一番気に入ったのは「白猿の湯」
天然の岩をくりぬいて造った湯船だそうです。
驚くのは浴槽の深さで、なんと平均約1.25mもあるとか
もちろん、立ち湯の入浴スタイルとなります。
浴場は吹き抜けとなっていて、高い天井を見上げながらの入浴は、
何とも気持ちよく、健康にも良さそうですね

(写真は藤三旅館ホームページより引用)
以下、宿の情報より
5つの源泉のうち「河鹿の湯」という源泉がぬるめで、その他の4本は熱い源泉です。これらを程よくブレンドし温度調整を行っておりますので、浴場ごとに微妙に泉質・効能が変わります。
以下に、どの浴場にどの源泉を使用しているかを記述いたします。
浴場【白猿の湯】
・源泉「白猿の湯」+源泉「河鹿の湯」+源泉「下の湯」
浴場【桂の湯】
・源泉「下の湯」+源泉「河鹿の湯」+新源泉「桂の湯」
浴場【河鹿の湯】
・源泉「下の湯」+源泉「河鹿の湯」
浴場【白糸の湯】
・源泉 新源泉「桂の湯」+源泉「河鹿の湯」
浴場【銀(シロガネ)の湯】
・源泉 新源泉「桂の湯」+源泉「河鹿の湯」
以下源泉ごとの泉質
『泉質』
源泉「上の湯」
・単純温泉・アルカリ性単純高温泉(湧出量50L/分・pH8.5・ラドン含有量0.04マッヘ)
源泉「下の湯」
・単純温泉・弱アルカリ性単純高温泉(湧出量250L/分・pH8.4・ラドン含有量0.06マッヘ)
源泉「桂の湯」
・アルカリ性単純温泉・低張性アルカリ性高温泉(湧出量869L/分・pH8.5・ラドン含有量0.64マッヘ)
源泉「白猿の湯」(浴場「白猿の湯」の湯底から自噴)
・単純温泉・低張性弱アルカリ性温泉(湧出量測定不能・pH7.8・ラドン含有量0.297マッヘ)
源泉「河鹿の湯」(ぬるめの源泉です)
・単純温泉・低張性アルカリ性高温泉(湧出量261L/分・pH8.5・ラドン含有量0.098マッヘ)
★加温なし・加水なし
岩手県花巻市鉛字中平75-1
鉛温泉旅館 藤三旅館
℡ 0198-25-2311
「温泉有気取り」のポイント(藤三旅館)
- 源泉かけ流しであること
- 自噴・自家源泉であること
- 湧出量が多いこと
- 還元力の高い泉質であること
- 手を加えていない源泉風呂があること