ヒプノセラピー(暗示療法)の施術について

ヒプノセラピー(hypnotherapy)とは、催眠下で行う新しい心理療法のひとつです。アメリカでは通常のカウンセリングと同様に、一般的に実践されている方法です。
よく、読書や芸術活動やものづくりに集中している時など、気がついたら何時間も時間が経っていたという経験がありますが、これも一種の催眠状態です。

催眠状態では心の緊張がほぐれ、普段よりも自分の内面に意識が集中することができます。また潜在意識の奥底に押し込めていた記憶や感情を思い出しやすくなり、肯定的な「暗示」を受け入れやすい状態になっています。

普段は閉ざされている潜在意識にアプローチしている時、忘れていた子供の時の記憶や、場合によっては「過去生」と思われるような「イメージ」を体感することがあります。潜在意識と繋がることで、多くの「気づき」を得ることができるセラピーです。

抱えている悩みやトラウマなどがある場合には、「暗示」を用いて肯定的な記憶を脳に書き換えていくことで、驚くほど楽になります。大切な人やペットなどを亡くされて悲しみが癒えない場合には、潜在意識の中で「未完のコミュニケーション」を果たすことで、大きな癒しを得ることのできるのです。

誤解しないでいただきたいのは、ヒプノセラピーはテレビなどで行う「やらせ」の催眠術やマジックではないということです。また記憶を書き換えるということで、特定の宗教への洗脳やセラピストへの服従を強要するものでは全くありません。

自分を変えてくのはあくまでも自分の意志なのです。セラピストは時空(とき)を超えた潜在意識への旅の良き同行者として、役割を果たします。

セッションの前には入念なカウンセリングを行います。目標設定をすることで、その時に最もふさわしい解決方法を選んでいきますので、安心して受けてください。

関連記事一覧